2021年4月13日火曜日

めまいで受診される方の診療の流れです

最近、自律神経の異常のためか、めまいの方が目立つので診療の流れについて説明です。もちろん予約(←クリック) が密を避けるためには理想ですが、診察時間が通常よりもかかるのでおそくとも受付終了の30分前までに来院してください。

①まず鼓膜に異常がないか、耳垢たまっていないかをカメラなどでチェックします。

②内耳に異常がないかのチェックのため聴力検査をおこないます。会話では気づかない高い音や低い音が悪くないか左右差がないかをチェックします。メニエール病では低い音の変動が診断基準の一つとなります。

③眼振といって、眼球が一方向に動く、回転する、へんな動きをするかを動画で記録しながらチェックします。めまいの原因が耳かどうかや、緊急性を判断するうえではこれが重要です。

④耳以外の原因が考えられるか、耳の原因が疑わしければ、点滴、投薬、訓練療法がよいかなど相談の上方針を決めます。例えば良性発作性頭位眩暈症(BPPV)の場合、訓練療法もありますが、患側が逆だと逆効果ですので、適切な時期に指示します。患者さんに下記のような紙も配っていますが、見たところエプリー法 についてはこの動画 https://www.youtube.com/watch?v=XispiTJXCuQ がわかりやすいです。何度も言いますが、自分で訓練して悪化することも十分ありうるので、受診して眼振を確認してから適切なタイミングを指示します。

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