2013年9月17日火曜日

ふりっぱー札幌西版9.15号にのってます!!

タイトル通りではあるのですが、ふりっぱー札幌西版9.15号にのってます。中央区の西側、西区、手稲区で配布されているバージョンです。
(新川、新琴似など北区の方のバージョンとは違います、ゴメンナサイ。)



5ページ目です。
9月は台風も多いかもしれませんが、がんばります!!

2013年9月5日木曜日

秋の花粉症について 

札幌市西区発寒7条12丁目 発寒クリニックビル2F イオンモール札幌発寒 南側駐車場すぐそば 通称 「ごう じび」   ごう耳鼻咽喉科クリニック 院長です。  

ちょっと涼しくなり、夜窓を開けて寝たら咳がつづいたり、あれっ鼻水がつづくな、という季節ですよね。
春から初夏の花粉症については以前紹介しましたが、秋の花粉症といえば、
「ブタクサ」
「ヨモギ」 が有名です。
ブタクサ
ヨモギ
 このうち、「ブタクサ」は、アメリ力では花粉症の原因として最も注目されています。道端や荒れ地、土手などでよくみられ、黄色い花をつけます。スギやシラカバ花粉と異なり、広域には飛散しません。
 一方、「ヨモギ」は、荒れ地や土手、畑などにみられる香りのある多年草で、茎は高さ1m、葉は楕円形または卵形をしています。抗原性の強さはブタクサ以上で、飛散量も増加傾向にあり、患者数も増加しています。
キクの花粉との共通抗原性があり、ヨモギ花粉症と診断された場合はキクにも注意が必要です。


なお、シラカバ花粉症ではリンゴ、サクランボなどで口がかゆくなったり腫れたりする口腔アレルギーが問題になっていますが、
ヨモギ花粉症であってもヨモギ餅などを食べられない人はいないようです。理由として、花粉の中のアレルギーを起こす蛋白はヨモギの葉には含まれていないためと考えられています。

2013年9月2日月曜日

耳垢、耳掃除について


9月になりました。今回は耳垢、耳掃除についてお話しします。

小さいお子さんをお連れの方などから、よく
「耳垢はどれくらいの頻度で取ればよいですか」と質問されます。

耳垢は、通常は自然に耳の穴の外側へ自然に吐き出されるような仕組みになっていますので、家庭で無理に取るのではなく、自然に出てきたものをお掃除する程度で充分です。耳垢をきれいに取り除くのはけっこう難しくて、耳鼻科医でも苦労することがあります。

家庭では耳かきでかえって耳垢を奥のほうに押し込んでしまったり、外耳道を傷つけて外耳道炎や耳せつ(耳のおでき)の原因となったり、鼓膜を傷つけて鼓膜穿孔を作ってしまったりすることがあります。お風呂やプールの後に、汚れた耳垢があって耳をいじると、特に外耳道炎になりやすいので、注意が必要です。

耳掃除をどうしても したい方は2週間に1度、清潔な綿棒で耳の入り口に出てきたものをお掃除する程度で充分ですと説明してます。中には耳の穴が狭くなっていたり、 大きく曲がっていたりと、耳垢の取りにくい耳の形をした方もいますし、茶色の軟らかい耳垢が多い人は、遺伝的な体質でそうなっている場合が多いです。


 耳鼻咽喉科で除去する場合は、外耳道や鼓膜を傷つけたりしないように、また出来るだけ痛みの無いように細心の注意を払います。鼓膜内視鏡顕微鏡で見ながら、耳垢鉗子や耳専用の器具でつまんだり、細い吸引管で吸い取ったり、硬い耳垢のときは軟らかくする耳垢水という薬液を耳の中に一日に数回入れ(点耳)、ふやかしてから洗浄・吸引する方法(耳洗)で耳垢を除去します。かたーい耳垢ですと何日間にわたってゆっくりと時間をかけて除去する場合もあります。

もちろん、耳垢だけを取りに来院される方も耳鼻科ではめずらしくありません。気兼ねなくスタッフにお声掛けください。