2013年9月5日木曜日

秋の花粉症について 

札幌市西区発寒7条12丁目 発寒クリニックビル2F イオンモール札幌発寒 南側駐車場すぐそば 通称 「ごう じび」   ごう耳鼻咽喉科クリニック 院長です。  

ちょっと涼しくなり、夜窓を開けて寝たら咳がつづいたり、あれっ鼻水がつづくな、という季節ですよね。
春から初夏の花粉症については以前紹介しましたが、秋の花粉症といえば、
「ブタクサ」
「ヨモギ」 が有名です。
ブタクサ
ヨモギ
 このうち、「ブタクサ」は、アメリ力では花粉症の原因として最も注目されています。道端や荒れ地、土手などでよくみられ、黄色い花をつけます。スギやシラカバ花粉と異なり、広域には飛散しません。
 一方、「ヨモギ」は、荒れ地や土手、畑などにみられる香りのある多年草で、茎は高さ1m、葉は楕円形または卵形をしています。抗原性の強さはブタクサ以上で、飛散量も増加傾向にあり、患者数も増加しています。
キクの花粉との共通抗原性があり、ヨモギ花粉症と診断された場合はキクにも注意が必要です。


なお、シラカバ花粉症ではリンゴ、サクランボなどで口がかゆくなったり腫れたりする口腔アレルギーが問題になっていますが、
ヨモギ花粉症であってもヨモギ餅などを食べられない人はいないようです。理由として、花粉の中のアレルギーを起こす蛋白はヨモギの葉には含まれていないためと考えられています。

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