2013年6月3日月曜日

シラカバ花粉の次は・・・鼻水、鼻つまりについて

ごう耳鼻咽喉科クリニック 院長です。今回はちょっとまじめな話で。
6月に入りました。
札幌市内では5/25、26や6/1に運動会がおわった小学校が多かったようですね。
当院へもシラカバ花粉症と思われる、くしゃみ・鼻水・鼻つまりの患者さん(ご家族)が多くいらっしゃいました。
 
いつもの年は、耐えられるけれども、今年は目のかゆみも強くて受診したという方も多いような気がします。

鼻つまりって、ずっとつまっている人は、あまり自覚がない・・・つまり、 
「もともと詰まっているので、もっと詰まっても詰まった感じがしない
と感じるようです。

鼻には鼻甲介というヒダがあって、よけいなアレルゲン(たとえば花粉)が奥に入らないように適度に腫れてブロックしている役目もあるのですが、ずっと腫れていると聞こえの悪化や中耳炎、頭痛の原因にもなってしまいます。ましてや、お子さんは「鼻詰まる~」って訴えないことが多いですよね。耳鼻科では鼻の中を肉眼やカメラでのぞいて、このヒダの腫れの程度で薬を考えているわけです(もちろん当院も、です)。

ちなみに6月2日現在、道立衛生研究所のHPによると、シラカバの次のイネ科の花粉も飛び始めているようです。ご家族で公園や野外に出る機会が多いとは思いますが、ご家族にアレルギー体質の方がいる場合は気にとめておいてください。